第3回市場流通ビジョンを考える会
宗和です。
「市場流通ビジョンを考える会」とは東京農業大学の藤島廣二教授が中心となって、これからの市場流通のあり方を様々な角度から検討しこれからの流通ビジョンをとりまとめて、最終的には農林水産省への提言という形につなげていくというものです。今回は卸売市場を利用して仕入を行っている仕入業者の方々からの要望や意見を鮮魚、花卉、青果のそれぞれのジャンルからお話しいただきました。
報告者の方々のお話を聞いていると、鮮魚、花卉、青果のそれぞれの背景や取引状況が大きく異なるということを実感しました。ただ、共通の認識として感じるのは、委託手数料の自由化がどんな事をもたらすかということについても、当面横並びで推移していく状況下では利用者へのメリットを出しにくいということや市場を通しての取引は、充分な明瞭性が確保されていないという事を感じました。利用者からは「闇から闇に消えていく商品」の存在があるという印象はぬぐえていません。

青果を仕入れする立場にある、長年にわたり大手量販店のバイヤーの立場からの報告では興味深い内容のお話がありました。まだまだ、卸売市場でのビジネスはマーケティングの要素が不足していて、利用者側の立場からすると提案要素がもっと必要です。ドールのスイーティオバナナの成功事例の話から、その商品の特性や魅力をエンドユーザーにどのように伝えていくかのプロセスを考えた提案や売り込みが必要なんですね。そのためには荷受も仲卸も市場に「巣ごもり」せず、生産から消費までの橋渡し役を積極的につとめるべきなんですね。
